西新宿個別指導塾    ー相模大野校ー

21世紀を勝ち抜ける力を育成する

受験勉強をすることはよくないこと?

今日は、受験勉強がダメと言われる理由について考えてみたいと思います。
それは、受験を通じて頭がよくなっても心の豊かさ(EQ)や道徳心(PQ)が養われないからです。
下記に、具体例を挙げ説明します。
もしよければ少し長いですが読んでください。

受験勉強で合格するためには、目標を設定し、自分の現状を把握し、目標を達成するための手段を考察し、目標を達成するために努力する必要があります。たとえば、東京大学に合格したいと言う目標を立てたとしましょう。目標を達成するために以下のことをすると思います。

目標:東京大学合格
現状:模擬試験、過去問を解く、先生に聞くことで現状把握する
戦略:現状を元に戦略を立てます。
手段:戦略を元に学習をする。

東大に合格するためには、常に現状を把握し、最適な戦略を立て、それを元に手段を実行します。現状と目標の距離を考え的確な手段をとるためには、IQが必要になります。また、東大に受かるためにはどんなに天才であってもそれなりのPQ(ここでは勉強を続ける忍耐力)が必要になります。すなわち、受験勉強を通じて、目標を立て現状を分析し、目標と現状の差を埋めるための戦略を立て、目標を実現するための忍耐力を身につけることができるのです。
しかし、ここで問題になるのが大きく3つあります。

一つ目が、目標が歪んだ子供が出てきてしまったことです。その一例としてサリン事件を以前お話しました。また、他の例としてヒトラーの掲げた目標が「ユダヤ人の排除」だったことはあまりにも有名です。どんなにIQとPQが高くても歪んだ目標を立てられては、駄目なのです。

二つ目が、目標がもてない子が居ることです。せっかくいい大学に入りIQもPQも高いのにやりたいことが見つからない人が居ることです。

三つ目が、受験勉強は、基本個人プレーでチームプレーについて学ぶには不十分な点です。

以上が受験勉強の大きな問題点です。そのため、世の中では、多くの人たちが受験勉強より本当にやりたいことを見つけることが大切だ。とか道徳が大切だと言う風潮になっていったのです。

こちらもおすすめ

More
Return Top